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贋作に天才的な才能を持つレイ・カッターは、仮出所までわずか9カ月を残すのみだったが、ボストンの暗黒街を牛耳るキーガンに頼み込んで、急いで出所する。息子のウィルがガンに罹り、ひと時でも一緒にいたかったからだ。

息子の世話を頼んでいた父のジョセフを訪ね、ウィルとの再会を果たすがふたりの間はぎこちなかった。詐欺師としてならしたジョセフは早い出所を怪しみ、キーガンの手を借りたと聞いて激怒するが、レイの心を知っているだけに強くはいえなかった。

キーガンは出所を早めた交換条件として、新たな犯罪を命じる。ボストン美術館に展示されるクロード・モネの「散歩、日傘をさす女」の贋作をつくり、本物とすり替えるという計画だった。本物の絵はキーガンをも動かす大物が欲していたのだ。

与えられた時間の猶予はわずか3週間。さらに悪いことに、キーガンを監視していた覆面捜査官がレイをマークするようになった。

レイは摸写をはじめる傍ら、ウィルの限られた時間を有効に使うため、ウィルを母親に会わせ、彼の初恋の相手に会いに行くように仕向けるなど、息子の願いを実現していく。ウィルは次第に心を開き、父の計画に参加することを決意する。

いよいよ決行当日、レイ、ジョセフ、ウィルの3人に、レイの幼なじみカールを加えた4人は、ボストン美術館に向かう。

捜査官たちを煙に巻き、彼らは驚くべき大胆さで強奪計画を実行する――。

監督 / フィリップ・マーティン

レバノンのベイルート生まれ。ロンドンに居を移し、音楽ジャーナリストとして活躍した後、ドキュメンタリーの監督となり、BBCやチャンネル4に向けて多数の作品を監督し、高く評価された。以後、フィクションの世界に転進し、『ベネディクト・カンバーバッチ ホーキング』(2004)、『第一容疑者 希望のかけら』(2006)、『刑事ヴァランダー 白夜の戦慄』(2008)、『名探偵ポワロ「オリエント急行の殺人」』(2010)などを手がける。2012年には、リドリー&トニー・スコットがプロデュースした『JAPAN IN A DAY[ジャパン イン ア デイ]』(2012)に参加し、話題をまいた。本作が劇映画デビューとなる。

 

脚本 / リチャード・ドヴィデオ

15年間におよびハリウッドで脚本家として活躍。エンターテインメント性に溢れた脚本を得意にして『DENGEKI 電撃』(2001)、『13ゴースト』(2001)、『ザ・コール[緊急通報司令室]』(2013)、『GALLOWS HILL』(2013)など、サスペンス、アクションなどを得意としている。本作はドヴィデオの脚本の集大成と目されている。

 

撮影 / ジョン・ベイリー

1942年8月10日、アメリカ・ミズーリー州モバーリー生まれ。フランスのヌーヴェルヴァーグの影響を受け、映像の世界に入る。ヴィルモス・ジグモンドやネストール・アルメンドロスなどの名匠の下で撮影の研鑽を積み、『MAFU(マフ)・悪魔の島』(1977)で撮影に初めてクレジットされる。以降、『アメリカン・ジゴロ』(1980)や『再会の時』(1983)、『シルバラード』(1985)、『プロデューサーズ』(2005)、『だれもがクジラを愛している』(2012)など、70本以上の長編映画を手がけたベテランである。

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6/18(土)〜

東京  角川シネマ新宿    03-5361-7878

 

6/25(土)〜

神奈川 横浜ニューテアトル  045-261-2995

大阪  布施ラインシネマ   06-6781-1567

 

7/16(土)〜

福岡  福岡中洲大洋     092-291-4058

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2014年 / 92分 / シネスコ / デジタル / 原題:The Forger / 字幕翻訳:松岡葉子

提供:日活 / 配給:アークエンタテインメント

© 2014 VERMILLION PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

美術館からモネの名画を盗み出せ!

ワケあり家族が挑んだ危険度100%の大ギャンブル!

『トプカピ』をはじめとする往年の泥棒映画の醍醐味に『スティング』的な騙しのエッセンスを融合した、痛快クライム・アクションが誕生した。アメリカ映画が必須のものとする家族の絆を謳いながら、時間刻みのサスペンスで最後の最後まで予断を許さない。

ボストン美術館に展示されているクロード・モネの名画「散歩、日傘をさす女」を贋作とすり替えるミッションを命じられた贋作画家と詐欺師の父、がんに罹った息子――。彼らの大胆にして綿密な戦略がリアルな映像のもとで紡がれる。

 

時代を画した俳優たちの競演!

なによりの魅力は選りすぐられた俳優たちだ。『サタデー・ナイト・フィーバー』や『パルプ・フィクション』で一世を風靡したジョン・トラヴォルタが贋作画家を演じれば、『サウンド・オブ・ミュージック』の颯爽とした時代から、アカデミー助演男優賞に輝いた『人生はビギナーズ』まで、長年、スクリーンで活動し続けたクリストファー・プラマーが詐欺師の父に扮する。さらに『MUD マッド』や『ツリー・オブ・ライフ』の演技が評価され『X-MEN:アポカリプス』が待機する期待の若手俳優タイ・シェリダンが病を抱えた息子を瑞々しく演じきる。まさに華のある3世代の演技派俳優が画面で妍を競っている。

 

英国出身、気鋭の監督が抜擢された。

予断を許さない練り込んだ脚本は『ザ・コール[緊急通報司令室]』などでスリリングなドラマには定評のあるリチャード・ドヴィデオ。テレビ映画『第一容疑者 希望のかけら』や『刑事ヴァランダー 白夜の戦慄』などで、サスペンス演出が高く評価されている、ベイルート生まれの英国人監督フィリップ・マーティンが巧みな語り口でペーソスとサスペンスを両立させている。古都ボストンの市街をドキュメンタルに捉えながら、家族を尊ぶボストン人気質を浮き彫りにしてドラマに厚みを持たせている。

撮影は『アメリカン・ジゴロ』から70本を超す長編映画を手がけてきたベテラン、ジョン・ベイリー。プロダクション・デザインは『エンド・オブ・ホワイトハウス』のデレク・R・ヒルが担当するなど、実力派スタッフが結集している。

贋作を描き上げ、ミッションを実行するまでの期限は3週間。

警官がつきまとい、ギャングが監視するなか、アッと驚く作戦が繰り広げられる!

ユーモア、ペーソス、サスペンス。

あらゆる要素を内包した、これぞアメリカン・エンターテインメント

ジョン・トラヴォルタ

1954年2月18日、アメリカ・ニュージャージー州イングルウッド生まれ。5歳よりタップダンスを習い、舞台の経験を積む。16歳の頃よりニューヨークのオフブロードウェイの舞台やテレビなどに出演、1975年に『魔鬼雨』でスクリーン・デビューを果たす。『キャリー』(1976)に出演後、『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)の主役に抜擢され、一躍、若手人気スターのトップに躍り出る。『グリース』(1978)、『アーバン・カウボーイ』(1980)、『ミッドナイトクロス』(1981)などに出演するも、人気が下降線を辿る。1989年の『ベイビー・トーク』で再注目され、クエンティーン・タランティーノの1994年作『パルプ・フィクション』で完全復活。以降、『ゲット・ショーティ』(1995)、『団塊ボーイズ』(2007)のようなコミカルな作品から、『ヘアスプレー』(2007)などのミュージカル、『フェイス/オフ』(1997)や『ソードフィッシュ』(2001)、『サブウェイ123 激突』(2009)といったアクションまで、個性的な演技と味のある風貌で多彩な作品歴を誇る。近年は脇役の数が増えてきたが、本作のようなクライム・ドラマでは抜群の存在感を披露している。アカデミー賞は『サタデー・ナイト・フィーバー』と『パルプ・フィクション』で主演男優賞にノミネートされている。

タイ・シェリダン

1996年11月11日、アメリカ・テキサス州エルクハート生まれ。テレンス・マリック監督作『ツリー・オブ・ライフ』(2011)の1万人を超えるオーディションを勝ち抜いて、映画デビューを果たす。この作品はカンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞、シェリダンも大きな注目を集めた。以後、マシュー・マコノヒーと共演した『MUD マッド』(2012)では、キャスト全員に贈られる賞として、2014年インディペンデント・スピリット賞のロバート・アルトマン賞(アンサンブル作品賞)を受賞。ニコラス・ケイジ共演の『グランド・ジョー』(2013)ではヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を手中に収めた。ホラーコメディ『ゾンビワールドへようこそ』(2015)に主演するなど、1作毎に認知度を高めてきた。8月に日本で公開予定の『X-MEN:アポカリプス』では超能力者サイクロプスを演じているのをはじめ、数多くの作品が待機中。アメリカでもっとも期待されている男優のひとりだ。

クリストファー・プラマー

1929年12月13日、カナダ・オンタリオ州トロント生まれ。幼い頃はピアニスト志望だったが、演劇に興味が湧き俳優に転進。カナダの舞台で活動後、1953年にブロードウェイ・デビュー。トニー賞の候補になるなど注目を浴び、1960年代はロンドンの舞台で活躍した。映画デビューは1958年の『女優志願』。『ローマ帝国の滅亡』(1964)などに出演後、ミュージカルの映画化、『サウンド・オブ・ミュージック』(1964)でトラップ大佐を演じて、一躍、世界的な注目を浴びる。『トリプルクロス』(1966)で主演を務める一方で、『空軍大戦略』(1969)や『王になろうとした男』(1975)など、個性的な脇役を数多く務め、膨大な作品歴を誇っている。2009年には『終着駅 トルストイ最後の旅』(2009)でアカデミー助演男優賞にノミネート、2011年の『人生はビギナーズ』で同賞に輝いた。年齢を重ねてさらにオファーが増え『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)や『トレヴィの泉で二度目の恋を』(2014)、『しあわせはどこにある』(2014)など、旺盛に多彩なキャラクターに挑戦している。